青汁はお湯で溶かしても大丈夫なの?

青汁を料理などに加えるのではなく、普通に液体として摂取するのであれば、冷たい状態か常温の水を用いるのが一般的です。
しかし、寒い時期であれば温まりたいという思いから、お湯を用いて青汁を飲んでいるという方も少なくないかと思います。
その方法は悪いことではないですが、場合によっては良くない方向に転じてしまう場合もあります。
今回は、青汁はお湯で溶かしても大丈夫なのかについてお話しします。

青汁をお湯で飲むというのは、確かに体が温まる上に、冷たい状態や常温の水で飲むよりも青汁独特の青臭さなどを感じにくくなりやすいので、抹茶を飲むかのようにして飲むことができます。

しかし、その反面で意外に有名なのが「温度が高い状態では、青汁の栄養素が壊れてしまう」ということです。
壊れてしまう栄養素というのは、青汁であればビタミンCやビタミンB1、酵素などがあります。
これらは青汁の中でも重要な栄養素であり、色々なプラスの効果の根本にもなっているため、「それでは困る!」という方が大半でしょう。

確かに、お湯は常温と比べれば明らかに温度が高いため、その心配は生じても無理はありません。
しかし実際には、お湯に粉末青汁を混ぜた途端に先述の栄養素が壊れて失われるというわけではありません。
粉末青汁は、その手軽さから多くの方が液体化させてからすぐに飲む場合が多いことでしょう。
ビタミンCやビタミンB1、酵素などは、いくら60~100度のお湯に混ぜても、すぐには破壊されずに残ることができます。
実はそれらが破壊されてしまうのは、その状態で長時間放置した結果によるものです。
そのことから、結論として「作ってすぐに飲むのであれば、青汁はお湯で溶かしても問題ない」ということになります。

長時間放置するからこそ栄養素が破壊されてしまうということですから、つまり1度作ってから数時間から数日おいておくことが多い「作り置き」は良くないということになります。
青汁は作ってから時間が経過すると、酸化によって先述の栄養素が壊れてしまいます。
なので、やはり作ってすぐに飲むというのが最も青汁本来の効果を得るには必要なことであるのです。

お湯で作ることを目的にした青汁や、お湯などの高温に強いことが売りである青汁は全くといっていいほどに見受けられません。
よって、作り置きをしても問題がないというものはないといえます。
この点を見ても、やはり作ってすぐ飲むというのが無難でしょう。

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