青汁の効果・効能

青汁は、不足しがちな野菜の栄養素を手軽に補う事ができる健康アイテムです。
多くの人が健康・美容・エイジングケアに活用しています。

最近では様々な種類の青汁が販売されており、非常に身近な健康食品として定着しています。
その人気の理由は、ずばり、多岐にわたる効果・効能です。

特に注目したいのが、青汁は、健康・美容の両面にパワーを発揮してくれるという点。

青汁の各種成分がカラダ全体の巡りを整えてくれるので、美容面にも健康面にも効果を発揮してくれるのです。

このページでは、そんな青汁の効果・効能を解説します。

目次

美容・アンチエイジングへの効果

年齢を重ねることによって、どうしてもお肌や見た目の若々しさは衰えていきます。
シミが気になる…ハリのない肌でガッカリ…毛穴が目立つ…などなど、美容面での悩みを抱えている方は少なくありません。
そんな方は、ぜひ、積極的に青汁を活用してみてください。

【肌質】
肌のキメを整える
たるみをケアする
しっとりとした潤いをサポートする
ピチピチ・プルプル感を応援する
ごわつきをケアする
シワを解消する

などのエイジングケア効果を実感することができます。

この働きを支えている代表的な成分としては、ビタミンCが挙げられます。
ビタミンCは優れた抗酸化作用を持っているだけでなく、コラーゲンの合成を助ける役割を担っています。

その為、肌の潤い感アップにパワーを実感することができるのです。
ケール・大麦若葉・明日葉などなど、青汁の主原料に採用されている野菜には、ビタミンCがたっぷり含有されています。

【髪】
髪を強く太くする
髪の毛にツヤとコシを与える

年齢を重ねると、髪の毛のボリューム不足に悩むことも少なくありません。
青汁には、そんな髪の毛の悩みをケアする成分の「亜鉛」が含有されています。
亜鉛は髪の毛を強く太くする効果があり、抜け毛予防など、髪の毛の美ケアにも役立つ成分として注目されています。

ダイエット

青汁に含まれる食物繊維は、腸内環境を整えてポッコリお腹をケアするパワーを持っています。
腸内環境がキレイになると痩せやすい体質作りにグンとアプローチできるので、スタイルに悩んでいる方に青汁はぴったり!
代謝の良いカラダを手に入れることができるので、健康的に痩せることができますよ!
「腰回りをスッキリさせたい」「ポッコリお腹を何とかしたい」「食べても太らない体質を目指したい」「若い頃のような体型に戻したい」
そんな方は、ぜひ、青汁を活用してみてください。

唇ケア

美を追求する女性にとって、唇のケアは欠かせないポイント。
青汁には、そんな唇のプルプル感やふっくら感をサポートするパワーも期待されています。
年齢を重ねることによって生じる荒れや縦ジワなどをケアしたい…という方にはぴったりのアイテムと言えるでしょう。
血色を整えて潤いを与えることができるので、上手に活用しましょう。
唇の印象が変わると、見た目はガラッと変わりますよ!

免疫力・体力への効果

「風邪をひかない強いカラダを作りたい」
「仕事や家事の疲れを翌日に持ち越したくない」
そんな方にも、青汁はおすすめです。

【抗酸化作用】
例えば、大麦若葉を原材料に使用している青汁であれば、SOD酵素(スーパーオキシドディスムターゼ)という成分が含有されています。
この成分には、非常に強力な抗酸化作用を期待することができます。

抗酸化作用とは、活性酸素を抑え込むパワーのこと。
活性酸素は、DNAなどの遺伝子を攻撃して病気を引き起こすことがあると言われています。
SOD酵素は、細胞内に発生した活性酸素を分解することによって、免疫力アップに効果を発揮します。
老化や体力減少の原因を根本からケアすることができるのです。

【腸内環境】
青汁には食物繊維がたっぷりと含有されています。
食物繊維には腸内をキレイに掃除してくれる働きが期待されていて、腸内環境ケアに優れたパワーを発揮することが知られています。
腸は、免疫力を司る器官です。
腸内環境を整えることができれば、免疫力を効果的に高めることができます。

【疲労ケア】
青汁の原材料である大麦若葉や明日葉には、ビタミンB群のうち、ビタミンB1という成分が豊富に含まれています。
ビタミンB1には、食事から摂った糖質をエネルギーに変換する働きが期待されています。
糖質をエネルギーに変換する力を高めることによって、疲労物質である乳酸が溜まりにくくなります。

これらの条件が揃っていることから、

風邪やインフルエンザを予防する
疲れを翌日に持ち越さないカラダをつくる

などの効果を実感することができるのです。

血液をサラサラにする効果

青汁には、血液をサラサラにする作用を持った栄養素がたっぷりと含まれています。
コレステロール値を下げたり血管をしなやかにすることによって、血液と血管の健康をケアすることができます。
この働きによって、生活習慣病を予防・改善する効果を期待することができるのが青汁の最大の魅力の一つ。

・普段、栄養バランスを考えていない
・生活のリズムが安定していない
・寝不足気味になることが多い
・ファストフードやコンビニ弁当に頼りがち
・塩分や油分を摂りすぎてしまっている
・運動不足気味である

などの心配を抱えている方には、青汁の摂取をおすすめします。
青汁を飲んで、血液の健康を守りましょう!

動脈硬化

青汁を摂ることによって動脈硬化の予防に役立ちます。

動脈硬化はドロドロ血液によって引き起こされる病気です。
血管の弾力が失われることによって、硬くなってしまう状態のことを指しています。

その他の生活習慣病を引き起こす原因にもなってしまう為、早めのケアが必要です。
(脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすトリガーとも言われています。)

青汁には様々な抗酸化物質が含まれているので、動脈硬化の原因となる活性酸素のケアに役立ちます。
また、血液をサラサラにすることで、予防効果が期待できるのも特徴です。

高血圧

高血圧とは、血管にかかる圧力、つまり「血圧」が高い状態のことを指しています。
高血圧状態が続いてしまうと、血管の内壁が傷つきやすくなります。
血管が破れやすくなるなどの症状の原因になってしまう為、早めに対策を講じることが大切です。

抗酸化作用を持つ成分を摂ることによって血圧の上昇を抑えることができる為、青汁は高血圧にも効果を発揮すると考えることができるでしょう。

さらに、青汁に使用される野菜には、ミネラル類の一種であるカリウムも含有されます。
カリウムはナトリウムという成分と密接な関係を持っているのが特徴です。

体内のナトリウム濃度が高くなると高血圧のリスクが高まりますが、カリウムはナトリウムの吸収を防ぐ作用を持っているのです。(尿への排出を促すことができます。)
これによって、高血圧に効果を発揮します。
(既に病院から薬を処方されている場合は、青汁の摂取前に医師に確認しましょう。)

メタボリック症候群

メタボリック症候群は内臓脂肪症候群の別名です。

内臓に脂肪が溜まってしまって内臓脂肪型肥満の状態にある方に高血糖や高脂血症などの合併症状が引き起こされた場合、メタボリックシンドロームと診断されます。

メタボリック症候群は、糖尿病や心筋梗塞などの重篤な生活習慣病を引き起こす大きな要因となる為、早めに解決策を探すことが大切。

そして、その解決策として挙げられるのが、青汁の摂取です。
食物繊維やビタミン類が血液から健康のサイクルを作り出し、改善をサポートします。

もちろん、メタボ改善の為には、青汁の摂取だけでは不十分。
根本の原因である生活習慣の乱れを見直して、運動不足をしっかりと解消することが重要です。

目の健康を守る効果

ルテインという栄養素による目の健康を守る効果が期待されています。
ルテインは、野菜に豊富に含まれる成分。
天然のサングラスとも呼ばれる目に優しい栄養素です。
強力な抗酸化作用を持ったカロテノイドであり、健康へのパワーは非常に優秀。
※ルテインを摂りたい場合は、ケール青汁がおすすめです。

黄斑変性症への効果
白内障への効果
ブルーライトへの効果
色合いを感じる力を高める効果

以上のように、目をケアする働きが期待されています。

ストレスへの効果

青汁には、メラトニン(melatonin)という栄養素も含有されています。
これは神経ホルモンの一種であり、アミノ酸のトリプトファンからつくられる成分です。
睡眠・覚醒のリズムを整えることから、自律神経を整えたい場合に最適な栄養素として注目されています。

体内時計を正常に保つ
リラックス状態へ導く
うつ病を改善・予防する
ストレスを緩和する

などの働きが期待されています。
慢性的にストレスを抱え込んでいる現代日本人に嬉しい栄養素です。
睡眠パターンを改善したい場合には、睡眠の前に青汁を摂取して、心のバランスを整えましょう。

腸内環境を整える効果

青汁の最大の魅力と言えば、腸内環境を整える効果です。
豊富に含有された食物繊維が、腸内の不要な物質を掃除してくれます。
これによって、腸内に善玉菌が増えやすい環境をつくることができるのです。

便秘を解消する
下痢や緩い便を改善する

などの効果を実感することができます。

また、腸内環境を整えることによって、様々な健康へのパワーを実感することができるようになります。
腸内環境のケアは、健康サイクルを整える最初の一歩として有効なのです。
例えば、以下のような好影響を実感することができます。

免疫力の向上
肌質のケア
体臭を軽減させる
疲れにくくなる
癌(がん)のリスクを低下させる

などの副次的効果を感じることも可能です。

腸内環境についての詳細

人間の腸内にはたくさんの細菌が棲んでいます。
それらの細菌は、大きく3つに分類することができます。

一つは善玉菌。
善玉菌は、私たちの身体に良い影響を与えてくれる細菌の総称です。
代表例としては、ビフィズス菌やガセリ菌などの乳酸菌が挙げられます。

そして、もう一つが悪玉菌。
健康に害をなす細菌の総称です。
悪玉菌は、生活習慣の乱れなどで簡単に腸内に増えてしまいます。
そして、腸内環境を悪化させて、下痢や便秘などの原因になってしまうのです。
ニキビなどの吹き出物などの原因にもなります。

私たちの腸内では、この善玉菌と悪玉菌が常に勢力争いをしています。
善玉菌が優位な状態であれば、健康の歯車がかみ合い毎日を健やかに過ごすことができますが、悪玉菌が優勢になると、様々な体調不良の原因になるのです。

※また、善玉菌と悪玉菌のどちらにも属さない日和見菌という細菌も存在します。
日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のうち、優勢な方に加勢するのが特徴です。

青汁に含まれている食物繊維などの栄養素は、腸内で老廃物をキレイに掃除してくれるパワーを持っています。
それによって、悪玉菌が増殖しにくい状況をつくることができるのです。

原材料別の効果

青汁は、原材料によって含有されている栄養素が異なります。
その為、期待できる効果・効能も原材料によって左右されるのです。

大きな差ではありませんが、より相性の良いものを選ぶことは満足度アップに繋がるポイントです。
目的に合わせて相性の良い原材料を選びましょう!

ケール

緑黄色野菜の王様と呼ばれるほど栄養価が豊富です。
β-カロテンなど抗酸化作用に優れた成分が豊富に含まれているので、効果が幅広いのが特徴と言えるでしょう。

・目の健康を支える働き
・肌や粘膜の健康状態をケアする効果
・老化を防ぐエイジングケア効果
・睡眠の質を高める
・ストレスを緩和する効果
・肌質を整える美容効果

などの効能を期待することができます。

明日葉

八丈島などの暖かい地域に自生する日本原産の野菜です。
ポリフェノールなどが豊富に含まれているのが特徴です。
特有成分のカルコンやクマリンなどのパワフルな栄養素によって、優れた健康効果を期待することができます。

・浮腫み(むくみ)のケア
・生活習慣病(高血圧・糖尿病・動脈硬化)などを予防する効果
・骨粗鬆症のケア
・免疫力を高める効果
・認知症を予防する

などの効果を期待することができます。

大麦若葉

大麦若葉の最大の魅力は、SOD酵素という強力な抗酸化作用を持った栄養素を含有している点です。
これによって、美容への優れた効果を期待することができます。

・細胞の健康を維持する働き
・歯や骨の健康を守る効果
・冷え性を改善する効果
・肌荒れやニキビをケアする働き
・新陳代謝を促進する作用

などの効果を期待することができます。

栄養素別の効果・効能

青汁の働き・パワーを考える上で、絶対にチェックしておきたいのが含有される栄養素です。
全ての効果・効能の背景には、それぞれの野菜に含まれる栄養素があります。
そこで、以下では栄養素別の効果・効能をまとめてみました!

不溶性食物繊維/水溶性食物繊維

青汁に含まれている不溶性食物繊維と水溶性食物繊維は、お互いが協力し合って腸内環境を整えます。
いずれも、青汁の最も注目すべきパワーである腸内環境ケアに欠かせない成分です。
様々なパワーを期待することができますが、主な効果は以下の通り。

腸内フローラを整える
コレステロール値を正常化する
糖尿病・高血圧などの生活習慣病ケア
肥満の予防

腸内に溜まった不要な老廃物を洗い流すデトックス作用によって多岐にわたるパワーを発揮してくれるのが特徴。
善玉菌を増やして、健康のサイクルを整えます。

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は、腸内を刺激して腸のぜん動運動を活発化して栄養の吸収力を高め、便の排出を促します。
この作用で効果的に栄養を吸収できるようになるので、元気なカラダを作ることに繋がります。

また、便の排出が促されるので便秘の改善によるダイエット効果や毒素を排出するデトックス効果が期待できます。

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やすことで腸内環境を整え、免疫力の向上に役立ちます。
また、水溶性食物繊維には脂質を原料に作られる胆汁酸の排出作用もあるため、体内に余剰に蓄積された脂質を使うことにも繋がります。

これにより、血中のコレステロール値を下げる効果もあります。

ビタミン

青汁には、普段不足しがちな栄養素であるビタミン類も豊富に含まれています。
ビタミンは、美容や健康的な毎日を維持する為に欠かせない成分。
他の栄養素の働きをサポートするのが特徴です。

美肌・美白への効果
健康・美容両面におけるアンチエイジング効果
免疫力の向上
疲労回復効果
成長を促進させる効果
粘膜や皮膚の健康を維持する効果

など、様々な働きを期待することができます。

ケール・大麦若葉・明日葉などなど、原材料によって含有されるビタミン類のバランスは異なります。
青汁に含まれる主なビタミン類は以下の通りです。

ビタミンC

抗酸化作用を有し、余剰に発生した細胞を傷つける活性酸素を除去してくれます。
生活習慣病などの予防に役立ち、健康的な毎日を支えます。

さらに、メラニン色素の肌への沈着を防ぐ効果もありますから、美肌・美白に優れたパワーを発揮する栄養素として注目されています。

コラーゲンの合成を助ける補酵素としての作用もあるので、肌の潤いを守る効果も期待することができます。

ビタミンB群

エネルギーの生産をサポートし、皮膚や脳、神経の正常な活動を助けてくれます。

カラダに貯蔵することができない成分ですから、普段から継続して摂取する必要があるので、青汁を上手に活用したいところです。

疲労回復に役立つビタミンB1、成長を促進するビタミンB2・ビタミンB6、貧血予防に効果を発揮するビタミンB12などは注目したい栄養素。

さらに、妊娠中に積極的に摂取したい葉酸もビタミンB群の一種です。

ミネラル類

五大栄養素のひとつであるミネラルは、カラダの組織をつくり、健康を守る栄養素です。
体内の機能を維持したり、調節する役割を担っています。
ミネラル類は、体内で生成することができない成分ですから、青汁などを活用してしっかりと補給することが必要です。
過剰摂取に注意しながら、バランス良く摂りたい栄養素と言えるでしょう。

細胞の働きをサポートする
丈夫なカラダをつくる
老化を予防する
代謝を助ける

などの効能を期待することができます。

また、青汁に含まれる代表的なミネラル類としては、以下が挙げられます。

カリウム

野菜や果物などの植物性食品に豊富に含まれるミネラルです。
ナトリウムの排出を促すので、高血圧を予防、改善する効果が期待されます。

カルシウム

骨や歯を丈夫にする効果があるので、中高年世代は積極的に摂取したいところ。
さらに、イライラを鎮める精神的な効果もあります。

亜鉛

亜鉛は日本人に最も不足しがちなミネラルのひとつ。
成長を促進する効果や味覚を正常に保つ効果などが知られています。
また、抜け毛の予防などにもパワーを発揮してくれる栄養素です。
牡蠣や肉類などに多く含まれていますが、実は青汁からも摂ることができます。

鉄分

造血のミネラルとも呼ばれている鉄分も青汁から摂ることができるミネラルです。
鉄分が不足すると、やる気不足に陥ったり、ダルさが気になるようになるので要注意!

積極的に摂取すれば、貧血の予防などに役立ちます。
日頃からしっかりと補給しておきたい成分です。

効果を得るための青汁の飲み方


このように、青汁に含まれている実に多くの成分が、美容面と健康面で効果を発揮するのです。

青汁を飲むことでこのような効果が得られるのですが、薬と違い即効性はありません。

毎日適量を飲み続けることで、青汁の成分がカラダに行き渡り、効果を発揮していきます。
是非普段の食生活に取り入れ、その青汁の効果・効能を実感してみてください。

副作用のリスクは?

青汁は野菜を原材料にした「食品」です。
上記した通り、医薬品ではありません。
その為、副作用のリスクを心配する必要はなく、安心して使うことができます。

ただし、過剰摂取に注意する必要はあります。
その為、一度に大量に摂取するのではなく、適量の摂取を長く続けていくことが大切です。
一度に沢山の量を飲んでしまうと、かえって身体に負担をかけてしまうこともあります。

また、食材である以上、アレルギーが心配な場合は注意した方が良いでしょう。

とは言え、過剰摂取に注意しておけば、基本的には何も心配する必要はありません。
積極的に活用して、効果を実感しましょう!

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