青汁にデメリットはあるの?

不足しがちな野菜の栄養を手軽に補給できる青汁。
体にいい飲み物ではありますが、使い方を間違えると体調不良の原因となるので注意が必要です。
青汁を飲む事のデメリットについて解説します。

まず、いくら体によくても飲みすぎは禁物です。
吐き気・嘔吐・下痢を起こす事があります。
1日の摂取量は多くても600ml、コップ2~3杯程度が理想的です。
青汁は食物繊維が豊富に含まれているため便秘解消に効果的ですが、過剰摂取するとビタミンやミネラルの吸収率を下げてしまいます。

ほうれん草・小松菜・モロヘイヤといったシュウ酸の多い野菜を使っている青汁は尿路結石のリスクを高めます。
シュウ酸はカルシウムと結合する事で結石を作る性質を持っているためです。
腎臓が弱っている・C型肝炎を患っている・甲状腺に異常がある人にとって青汁は好ましくないとされています。

青汁に含まれるカリウムや鉄分を摂取する事で症状が悪化する恐れがあり、ケールの青汁に多いイソチオシアネートという成分は甲状腺の働きに影響を与えます。
また、血液をさらさらにする薬を服用している場合も青汁は避けた方がよいです。
ビタミンKが薬の効果を弱めてしまいます。

さらに、野菜のアレルギーがあったり肌が弱い人は稀にアレルギー症状を起こす事があります。

健康食品やサプリメントはただ摂取すればいいというわけではありません。
体調や持病、服用している薬の種類をきちんと考慮したうえで利用する事が重要なのです。

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