青汁を服用する際の注意点

青汁を服用する際の注意点

青汁は言わずと知れた健康的な飲み物です。
特に何も気にすることなく飲んでも一切問題ないように思われますが、実は注意点がいくつかあります。
人によってはあまり良くない影響を受けることもあり得るので、しっかりと知識として認識しておくようにしましょう。

まず1つ目の注意点は「薬との飲み合わせ」です。
薬同士であれば、現代でも「これとこれは一緒に飲んではいけない」などと決められている組み合わせがいくつもあります。
これは副作用が起きる可能性が高く、それを防ぐ為に決められているのです。
しかし、青汁と一部の薬も飲み合わせとして行ってはいけないものがあります。
その一緒に飲んではいけない薬というのが「ワーファリン」です。
「青汁は薬ではないのになんで?」と思われるかもしれませんが、理由は青汁の一部の栄養素にあります。
そもそもワーファリンはビタミンKによる血液の凝固作用を防ぎ、血液が固まらないようにするのが主な作用です。
一方で青汁にはビタミンKが含まれています。
ビタミンKは先述のワーファリンの作用からわかるように、血液を固める作用があります。
ワーファリンは、主に脳塞栓症や深部静脈血栓症など、血液が固まって血栓になってしまい、十分に体内に血液が行き届かないことが原因の病気への治療や予防に使用されます。
それを飲んでいるということは、その人はおそらく血栓関係の病気の治療をしているか、そのリスクが高いために飲んでいる場合がほとんどでしょう。
その上でビタミンKを含む青汁を飲むと、ワーファリンの血液凝固防止作用を阻害してしまう恐れがあります。
なので、青汁とワーファリンは一緒に服用してはいけないとされているのです。
それ以外の注意点といえば、「自身の体質に考慮して飲む」という点があります。
良い効果がたくさんある青汁といえど、すべての人が100%問題なく飲めるというわけではありません。
例えば、腸が弱い人であれば比較的少量の食物繊維でも下痢になりがちになったり、胃の弱い人であれば胃が簡単に荒れてしまうことがあります。
それではせっかく健康のために飲んでいるというのに、つらい思いしかできないことになります。
しかしできるだけ青汁を飲んでいきたいという方であれば、目安の量よりも少なめにしたり、1杯減らすなどの飲み方や量の工夫をすべきといえます。

トップに戻る