青汁でなぜ便が緑になるのか

健康に良いからといって、毎日青汁を飲んでいると、便が緑色になってしまうことがあります。
突然の現象に、びっくりしてしまう方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
では、どうして便が緑色になってしまうのかを解説します。

実は、青野菜がたくさん含まれている青汁の中には、葉緑素がたくさん入っています。
クロロフィルという名称を聞いたことがあるでしょうか。葉緑素は別名クロロフィルとも呼ばれており、まさに便を緑色にしている正体となるものです。
クロロフィルは、植物が光合成をする際に作られる物質です。
これが植物たちの美しい緑色を作っている成分なのです。

しかし青汁として飲んだ際には、私たちの体内で吸収されなかったクロロフィルが、便の中に出てくるという現象が起きます。
この色素の影響だけですから、緑色の便が出ていても心配することは何もありませんし、青汁の栄養素自体はきちんと体内で利用されていますから安心してください。
クロロフィルは吸収されないため、何だかもったいないような気もしてしまいますが、腸内の老廃物を巻き込みながら便として流れていきますので、体内を綺麗にしてくれる効果があります。
その上、抗酸化作用も高く、疾病を予防してくれたり、コレステロール値を下げてくれたりする働きがあります。
また、赤血球の働きを助けてくれるため、貧血の予防効果もあります。クロロフィルは色々なことに役立ってくれるのですね。

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