青汁に含まれる鉄分
皆さんは、鉄分と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
健康面で必要だという認識が強い方が多い一方で、名前しか知らない、どんな効果があるのかわからない、そもそも名前すら知らないという方も中にはいることでしょう。
実際のところ、ビタミンやカルシウムほど知名度が高くないのが現状ですが、健康的な生活を送るには不可欠なものです。
今回は、青汁に含まれている鉄分についてご紹介します。
そもそも鉄分とはミネラルの一種で、血液中の赤血球の中にある色素タンパク質です。
これは酸素を運ぶはたらきがあり、その量が不足しているとヘモグロビンの量も減っていき、結果として貧血を引き起こしてしまいます。
また、鉄分不足によるヘモグロビンの不足は疲労も引き起こしやすくなってしまいます。
このように、鉄分不足は日常生活に影響を及ぼしてしまうため、前提としてバランスのとれた食事に加え、鉄分を多く含む豚レバーやシジミといった食べ物を摂取することにより、鉄分を日ごろ摂取していくのが望ましいといえます。
しかしながら、バランスの良い食事を取り入れることはそう難しくないですが、鉄分を多く含む先述の食べ物を毎日のように摂取するというのは、食事のワンパターン化などから継続がしにくくなりがちです。
そこで役に立つのが青汁です。
青汁の主要な原料であるケールには、鉄分が豊富に含まれています。
量としては、ほうれん草をはじめとする緑物の野菜の4倍前後にも及びます。
青汁は、基本的に食事の際などに合わせて1日3回ほど飲み、それを毎日続けるという飲み方なので、その飲み方を続けていけば毎日鉄分を過不足なく摂取していくことができるのです。
注意点としては、「メーカーや製品ごとに鉄分の含有量が異なる」という点です。
複数の製品を比較してみると、多くが0.15ミリグラム前後になっています。
多いものではその6倍以上の1ミリグラムを超えるものがあり、少なければ0.5ミリグラム以下のものもあります。
一切含んでいない製品もごく一部で流通していますが、基本的にはどれも0.1ミリグラム以上は含まれていると認識してよいでしょう。
ただ、貧血になりやすい方を中心にできるだけ多く摂取していきたいという方であれば、パッケージなどに記載されている鉄分の含有量を確認しておくようにしましょう。
また、鉄分を含む青汁を日ごろ飲みながら、同時にできるだけ鉄分を多く含む食べ物を頻繁に食べるようにすると、相乗効果でより多く摂取ができます。
そういったアレンジを心がけるということも大切です。