青汁は離乳食に入れてもいい?
野菜が多く含まれ、健康面に良い効果をもたらしてくれる青汁。
そして、赤ちゃん向けに作られており、同じく健康面ではプラスである離乳食。
どちらも摂取して損はないため、「野菜の栄養も子供に与えよう」と相乗効果を狙って一緒にあげようという親御さんもいることでしょう。
この方法は行ってもよいですが、注意点があります。
実際にお子さんにあげる前に、しっかりと確認しておきましょう。
離乳食に青汁を加えて食べさせるというのは、特に健康志向の親御さんなら思い浮かんでも自然なことです。
これは先述のように、実践しても良いですがいくつか注意点があります。
まず1つ目は、「食物繊維に気を付けるべき」という点です。
お子さん、特に離乳食を日常的に食べる時期である赤ちゃんは、成長が不十分であるため大人と比べて体が弱い状態です。
食物繊維といえば、腸のはたらきを活発化させて排泄をスムーズにさせることにより、便秘改善効果があることで知られています。
しかし、赤ちゃんは腸も当然大人よりも弱い状態なので、食物繊維の摂りすぎにより起こる下痢や腹痛といったリスクが起きやすい傾向にあります。
なので、青汁の摂取は大人であれば食事に合わせて1食1杯分で適量ですが、赤ちゃんからすると多い量になってしまいます。
1杯分の半分や、それ以下に抑えておくのが無難でしょう。
2つ目は、「産地をしっかりとチェックする」という点です。
青汁は確かに健康に良いですが、日本で流通している青汁のすべてが国産のものではありません。
海外製の青汁といえば特に中国製が多く、仮に国産の青汁が安全基準が設けられていたとしても、海外製にはその基準という名のものさしはほぼ無関係とも言える状態です。
なので、国産の青汁には農薬はもちろんのこと、人口添加物を多く含んでいるものはとても少ないですが、一方で海外製のものはそうとは限らず、当たり前のように添加している可能性もゼロではありません。
安価で粗悪なものであればなおさらです。
農薬や人口添加物には、種類によっては微量ではありながら発がん性物質が含まれているものもあり、ただちに影響はなくとも体内に蓄積されていき、将来影響が少なからず出る恐れもあります。
海外製の青汁には手を出してはいけないというわけではありませんが、国産の青汁よりも含有成分や質には敏感になっておくと良いといえます。
このように、青汁を離乳食に入れてお子さんに食べさせるということには、大人が摂取するのではない故に気を付けるべき点が付きまとってしまいますが、お子さんを守りつつ健康を促進してあげるには身に着けておくべき知識といえます。