青汁に含まれるカリウムと腎臓機能

青汁に含まれるカリウムと腎臓機能

青汁に含まれているミネラルの一部として、カリウムがあります。
カリウムには良い効果がたくさんあり、できるだけ摂取すべきです。
しかし、腎臓機能に問題のある人は注意が必要です。
今回は、その詳細についてご紹介します。

そもそも、カリウムにはどういった効果があるのでしょうか。
代表的な効果は、むくみを取ってくれる効果です。
むくみがあればだれでも困ってしまいますが、中でも顔などの人に見られやすい部分のむくみは悩みになりがちです。
そんな時に迅速にむくみを摂ることができるのがカリウムです。
また、血圧を下げる効果もあります。
高血圧に悩んでいる人はとても多く、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞をはじめとする死のリスクが高い病気を発症するリスクが高まってしまいます。
なので、ごくありふれた健康問題ではありますが、放置すると大変なことになりかねないのでできるだけ早い対策が必要になります。
しかし、なかなかカリウムを摂取しようとしても、レシピを考慮して食材を選ぶのが手間になってしまうことが多く、そう簡単に豊富に摂取できません。
そこで青汁を飲めば、過不足なくカリウムの摂取ができるので、血圧を下げていくことができます。
ここまで見れば、カリウムがいかに健康面でプラスかがよくわかるかと思います。
では、なぜ腎臓機能に問題のある人は摂取できないといわれているのでしょうか。
それは、「高カリウム血症」へのリスクが高まるからです。

カリウムはもともと、たくさん摂取すれば良いというわけではありません。
男性ではおよそ3000ミリグラム、女性ではおよそ2500ミリグラムと、厚生労働省が摂取量の基準を示しています。
これを超えると、過剰摂取につながっていきます。
過剰摂取をしてしまうと、下痢や嘔吐などの消化器症状やだるさを感じる全身症状などが生じてしまいます。
カリウムは正常な場合、できるだけ体内に溜め込んでしまわないように適量を保つべく、多い分は体外に排出するようになっています。
しかし、腎臓機能に問題がある場合は多い分のカリウムが排出できず、体内に溜め込みやすくなってしまいます。
なので、正常な場合と比べて過剰摂取により症状が起きるハードルが下がることから、カリウムの摂取はできるだけ控えた方が良いのです。
それでも青汁を飲みたいという方は、「カリウムの含まれていない青汁を探せば良いのでは?」と思われがちですが、残念ながらそういった青汁は全くと言っていいほどに流通していません。
このことから、腎臓機能に異常を抱えている方は健康を考える場合、青汁ではなくカリウムの含有量が含まれていない食べ物を中心としたバランスの良い食生活を心がける方が安全といえます。

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