粉末タイプの青汁をうまく溶かす方法

現在広く普及している青汁の多くが、水などに混ぜて作る「粉末タイプ」です。
諸説あるものの、様々な商品形態の中でもその割合は9割前後ともいわれているほどです。
作って飲むのに手間がかからないのが大きな魅力ですが、一方でうまく水などに溶け切らないのが悩みという方も少なくないことでしょう。
今回は、粉末タイプの青汁をうまく溶かす方法についてご紹介します。

まず一つは、「お湯に混ぜる」という方法です。
粉末やそれに準ずるココアやコーヒー、お茶を見ればわかりやすいと思いますが、アイスタイプで飲もうとして水を入れたときと、ホットで飲もうとしてお湯を入れたときでは、お湯を入れた方が溶けやすいと感じたことはないでしょうか。
少なからず、水よりもあっさりと簡単に溶けて混ざりやすいと感じた経験がある方はいるはずです。

それはなぜかというと、分子レベルの話にまで細かくなります。
実は、水には目には見えない分子の隙間があります。
その隙間に粉末が入ることによって「溶けた」「混ざった」などということになるのですが、お湯であれば高温であればあるほどその隙間が増え、さらに分子の運動も激しくなります。
そこで粉末が入る隙間が増えて入りやすくなり、さらに分子の運動でかき混ぜられるので、お湯の方が上手く溶けやすくなるというわけです。
「でも、ホットよりもアイスの方がいい...」という方であれば、お湯で混ぜてから冷ませばいいじゃないかという考えになりやすいですが、これは青汁の効能としてはNGです。

というのも、ビタミンCは熱に弱く壊れてしまうからです。
また、熱い状態から冷ますにはある程度の時間が必要になるわけですが、そうして冷ますために置いておくと、次第に空気に触れることによって酸化が進んでしまい、ビタミンCなどの含有成分が失われてしまうからです。

では、冷たい状態でうまく青汁を溶かす方法はないでしょうか。
最近多いですが、「シェイカーで振って混ぜる」という方法があります。
バーでバーテンダーの方がカクテルを作るときに使うような、飲み物を混ぜる道具です。
1カ月やそれ以上の長期にわたって飲み続けられるような、多い量を箱で販売している青汁がありますが、それにシェイカーがついている場合がよくあります。
それはその青汁メーカーが作ったものなので、別売のシェイカーよりも確実に混ざりやすくなっています。
シェイカーなら、水などの液体と青汁の粉末を全体的にまんべんなく混ぜることができるため、冷たい状態でもお湯に負けないほどしっかりと混ざるのです。

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