青汁の過剰摂取は止めよう
青汁は健康的な飲み物なので、たくさん継続的に飲むのは良いことです。
しかし、どんな食べ物でも飲み物でも、摂取の量があまりに多すぎると体調を崩してしまうことがあります。
青汁も例外ではなく、飲みすぎると逆効果が生じてしまいます。
今回は、青汁の過剰摂取による影響について、詳細をご紹介します。
代表的な影響といえば、食物繊維の過剰摂取による腸への影響です。
青汁にはケールや明日葉などに食物繊維が豊富に含まれており、過剰に摂取しなければ便秘改善や整腸効果をもたらしてくれます。
1日の目標量は18グラム程度とされていますが、これを超えるほど過剰摂取の危険性が増してしまいます。
主な影響は、腸が過剰にはたらいてしまうことによる下痢や腹痛です。
学校の授業中やお仕事中に起きてしまっては困る影響なので、特に気をつけるべき点です。
また、ビタミンの過剰摂取による影響もあります。
ビタミンには水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの2種類があり、前者は過剰摂取をしてもスムーズに余分な量を排出するので特に心配ありません。
一方で、脂溶性ビタミンは過剰摂取すると肝臓などの体内の一部に蓄積されてしまいます。
脂溶性ビタミンはビタミンA、D、E、Kの4種類が挙げられ、ビタミンK以外の3つは、皮膚や骨の健康を保つ機能の低下や疲労感、吐き気、食欲限界などの影響が生じます。
また、ミネラルも脂溶性ビタミンと同様に吐き気や疲労感が生じる影響があります。
それだけでなく、カルシウムは高カルシウム尿症、マグネシウムは抑うつや呼吸困難などと、枝分かれしていくように様々な影響があります。
ここまで聞くと青汁を飲むのが怖くなってしまう方もいるかもしれません。
しかし、こう言った影響は不可能に近いほどに大量に摂取しなければあり得ないといえるほどに起きにくいものです。
なので、1日3杯といった適切な飲み方をしている限りはまず起こり得ないといえます。
それでも、可能性はゼロではありません。
人によっては、症状が軽度であっても生じるまでのハードルが低く、比較的症状の発生がしやすい人もいることでしょう。
そういった方は、青汁の摂取量を減らしたり、体調の異変を感じたらすぐに病院で診察を受けるなどの対策を心がけましょう。