青汁は飲むタイミングで効果が違う
青汁を飲むことが健康面で良いということは、広く知られている事実です。
しかしながら、意外に知られていないこととして、「飲むタイミングによって効果が異なってくる」ということがあります。
もちろん個人差があるため一概にはいえないことではありますが、把握しておくと大いに役に立つこともあるかもしれません。
今回は、そのタイミングと効果についてご紹介します。
青汁を飲むタイミングによって効果が違うというのは、「ダイエットをしている人」が最も該当していることです。
というのも、青汁に含まれている食物繊維がカギを握っています。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。
とりわけ水溶性食物繊維は、摂取後に胃の中で膨らんでいくため満腹感を得られやすく、食べ過ぎなどによる食事でのカロリーの過剰摂取を防ぐことができます。
つまり、逆に言えばカロリーの摂取量が少なくなるので、肥満を防ぐことができます。
すでに肥満状態気味であれば、これまでよりも摂取カロリーが減るために痩せやすくなるのです。
食事をいつも通りとったあとに青汁を飲むと、事前に満腹感を得られないために結局摂取カロリーは変わらないので、食事前に飲むよりもダイエット効果が少なくなってしまいます。
なので、青汁を飲むのが食事の前か後かによって、このようにその後のダイエットの進捗に大きな違いを与えていくのです。
ダイエット目的で青汁を飲んでいるという方は、青汁はできるだけ食事前に飲むように心掛けましょう。
ちなみに、食物繊維は便通を良くして便秘を防ぐ効果があるのですが、これは青汁の摂取が食事の前であっても後であっても変わらず得られる効果です。
ダイエットは過不足のない栄養の摂取と、不要なものをしっかりと排出するための便通が重要になるので、青汁を食後に飲んでも効果が全く得られないというわけではありません。
また、青汁を飲むタイミングというのは、ダイエット目的で青汁を飲んでいる方以外にも無関係ではありません。
便秘改善のために飲んでいる人も、タイミングは重要です。
より便秘を改善したいのであれば、朝起きたときにすぐ飲むというのが良いタイミングです。
睡眠は疲れを取ったり活力を取り戻すのに必要ですが、一方で体を休めているので器官のはたらきは活発ではありません。
なので朝は便秘がちになりやすくなっているため、ここで青汁を飲むことによって腸の動きを早く活発化させることができるのです。