体に良い青汁にもデメリットがある?
健康食品の代名詞といえば青汁です。その独特の味から、テレビ番組などで罰ゲームの道具として使われていた時期もありますが、最近の青汁は改良されて非常に飲み口の良いものが増えています。
ただ勘違いされがちなのは、青汁は健康食品ではありますが薬ではないということです。
正しい摂り方をしないと効果がなくなったり、逆に体にとってデメリットになったりする可能性があることを、しっかり認識しておかなければなりません。
では、青汁を飲むとどんなデメリットが現れるのでしょう。
まず、食物繊維の豊富な青汁は、便秘解消のために飲まれることがよくあります。
もちろん便秘解消に役立ちますが、過剰に摂取してしまうと、下痢を起こしてしまうこともあります。
また、消化を助ける作用のある酵素も、青汁には多く含まれています。
この消化酵素も、必要以上に青汁を摂取してしまうと、体が必要としている大切な別の栄養素まで消化させ、排出させてしまうのです。
さらには、青汁にはビタミンKが多く含まれています。ビタミンKは、ホウレンソウや小松菜などに含まれている成分です。
骨の成長には不可欠なものなのですが、同時に血液凝固を活性化させるという働きも持ちます。
青汁を大量に飲むことによってビタミンKが多くなり、血液が固まってしまうことにもなりかねません。
特に心臓病や脳梗塞の治療を受けている人は、処方されるワルファリンなどの抗凝固剤を飲んでいる場合、青汁を飲む前に医師の判断を仰ぎましょう。