青汁とクロレラって緑なのに違うの?
デトックス効果があると話題のクロレラですが、苦いという印象がある青汁の仲間なのでしょうか。
いえ、クロレラはクロレラ科クロレラ属淡水産の緑藻類の一種で、主な成分クロロフィルは葉緑素です。
一方の青汁は、ケールや明日葉、大麦若葉など緑黄色野菜を絞った汁のことをいいます。
葉緑素と緑黄色野菜ですから、何となく「緑」という点で似ているような気もしますが、効果は少し異なります。
クロレラは実に5億年前より生息しているミドリムシなどの藻類にも含まれていて、ビタミンやミネラル、アミノ酸、葉酸、鉄分など、実に豊富な栄養素を含んでいます。
食物繊維より小さな細胞であるため、体内の老廃物の排出に役立っています。
また、小さな子供でも食べられるほど苦味はほとんどありません。
青汁にも食物繊維、ビタミンやカルシウム、カリウムなどのミネラル類が豊富に含まれていますが、中でも目立つのは食物繊維で、便秘解消やむくみ、ダイエット効果が挙げられます。
大麦若葉入りの青汁にはさらにポリフェノールも含まれており、貧血予防や抗酸化作用の効果もあります。
味はケールが含まれていると独特の苦みがありますが、この苦味成分の元はスルフォラファンです。
このスルフォラファンは解毒、抗酸化作用に優れている他、ガン予防効果もあるのです。
また苦味以外に、ケールには辛み成分も含まれています。
イソチオシアネートという成分と同じ作用があり、血液をさらさらにする効果が期待できます。
このように似た部分は確かにありますが、クロレラと青汁は体に与える効能が異なっているため、一緒に飲むとより健康効果がアップします。
クロレラ単体、または青汁単体を併せて飲む方法もありますが、両成分が一緒になっている商品も数多くあり、ほぼ無味無臭な錠剤タイプは飲みやすくお勧めです。